心と体を「禊(みそぎ)」する。お正月明けをリセットする、巫女舞の呼吸法

1月5日、皆様いかがお過ごしでしょうか。 多くの地域では今日が「仕事始め」ですね。お正月の穏やかな空気から、少しずつ日常の活動モードへと切り替わるタイミングです。

本日は、お正月休みで少しなまった体を無理なく目覚めさせ、凛とした気持ちで一年をスタートさせるための「巫女舞エクササイズ」をお届けします。


1月5日のテーマ:寒の入りと「腎」の養生

東洋医学の暦である二十四節気では、まもなく「小寒(しょうかん)」を迎えます。「寒の入り」とも呼ばれ、一年で最も寒さが厳しくなる時期の始まりです。

この時期にケアすべきポイントは2つです。

  1. 「腎(じん)」のケア: 寒さは、生命力の貯蔵庫である「腎」を弱らせます。ここが弱ると、冷え、腰痛、やる気の低下につながります。

  2. 胃腸の疲れ: おせち料理やお餅など、年末年始のご馳走で胃腸が重くなっていませんか?

今日は、巫女舞の基本姿勢を通じて、体幹(コア)を刺激し、内側から熱を生み出すワークを行いましょう。


今日の巫女舞エクササイズ:天地を繋ぐ「正中線の呼吸」

巫女舞の美しさは、天と地を繋ぐ一本の線、すなわち「正中線(せいちゅうせん)」が整っていることにあります。これは、現代でいう「体幹(コア)の安定」そのものです。

仕事始めのデスクワークや立ち仕事の前に、1分間だけ行ってみてください。

エクササイズの手順

  1. 基本の立ち姿(あわの構え)

    • 足を腰幅に開き、平行にして立ちます。

    • 膝を少しだけ緩め(ロックしない)、おへその下(丹田)に意識を置きます。

    • 両手はおへその前で、ふんわりと円を作るように合わせます(何か大切な宝物を抱えるイメージで)。

  2. 天への伸び(吸う息)

    • 鼻からゆっくり息を吸いながら、頭の頂点が天井から糸で吊るされるように背筋をスッと伸ばします。

    • ポイント: 肩は上げず、リラックスさせたまま、背骨の隙間を広げる感覚です。

  3. 地への根付き(吐く息)

    • 口から細く長く息を吐きながら、意識を足の裏へ下ろします。

    • 膝のクッションを使い、足の裏が大地に溶け込むように、少しだけ重心を落とします。

    • コアへの刺激: 息を吐き切る時、下腹部(丹田)を背骨の方へグッと引き締めます。

  4. 繰り返し

    • この「天への伸び」と「地への沈み」を呼吸に合わせて5回繰り返します。

東洋医学の視点: 重心を下げる動きは「気」を下半身に充実させ、頭に血が上りやすい(ストレス過多な)状態を鎮めます。これを**「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」**の状態へ導くといいます。


日本文化の心:仕事始めの「禊(みそぎ)」

巫女舞において、舞う前には必ず場を清め、心を鎮めます。 今日のこのエクササイズは、単なるストレッチではありません。お正月気分を払い、新しい年の仕事に向き合うための、あなた自身の**「禊(みそぎ)」**となります。

背筋(正中線)が通ることで、思考がクリアになり、凛とした美しさが立ち居振る舞いに現れます。

今日のワンポイント美容

  • 食材: 黒い食材(黒豆、黒ゴマ、海藻類)

    • 「腎」を養う黒い食材は、アンチエイジングの強い味方です。おせちの黒豆が余っていたら、ぜひ今日のお茶請けに。


皆様の新しい一年が、健やかで美しく、舞うように軽やかでありますように。

私にできる次のステップ: 今日の「正中線の呼吸」に合わせて行うとより効果的な、「座ったままできる肩甲骨の邪気払いストレッチ」を知りたい場合は、お声がけください。デスクワークの合間に最適です。

PAGE TOP